【実は危険な同人グッズ】~模倣品・海賊版?~

同人グッズ制作時の注意について。

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管理人:sea
開設:2013.09
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同人活動をしている・始める方へ。
二次創作グッズの危険を広く知ってもらいたくて作りました。
同じ内容を、Twitterでもツイートしています。

個人で作成したブログです。団体・掲示板・他のwiki等とは無関係です。
このブログへのリンクはフリーです。

同人グッズ制作の注意

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 同人は誰でも自由に始められますが、
実は二次創作で物を販売・頒布する時には、作ってはいけない物が存在します。
ここではグッズについてご説明します。
同人歴が長くても場合によっては18禁以上に注意が必要な、
危険な物 です。

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海賊版、コピー製品】
を販売してはいけないのは、皆さんが知っているかと思います。
ニュースで見られる、偽ブランドや、有名な商品に非常に似た物です。
著作権」「意匠権」「特許権」「商標」など知的財産権に違反します。
企業のロゴ、デザインや、漫画のキャラクターまで
いろいろな物が知的財産権で保護されています。

同人で二次創作物を販売・配布するのも、海賊版・コピー製品と言えます。

企業が販売するからいけないのではありません。
権利を侵害された側は、相手への警告、告訴が可能です。

【グッズでなく同人誌なら構わないのか】
というと、実のところ訴えられる物です(同一性保持権など)。
同人が発展していく中、各原作者のお目こぼしで、グレーゾーンながら許されています。
ファンアートなら、見なかった事にしよう、という程度です。
簡単に逮捕されないのは、日本で著作権などが親告罪だからです。
原作側が訴えない内は警察も動きません。
実際に警告されたサークル、逮捕者は出ています。
(警告・告訴の例)

 

【同人誌を認める】
原作者は多くいますが、グッズはそうではありません。
本であれば模写でもしない限り全く同じ物にはなりませんが、グッズは同じ物を公式が販売する可能性があります。
作ったことにより、公式の発売するグッズの売上を奪ってしまう、
商売の邪魔をしてしまう可能性があります(不正競争防止法違反)
有料・無料は関係ありません。
既存の品と全く同じ物でなくとも、購入者に公式が発売したと勘違いさせるような物に関しては、警告されたケースが存在しています。

【グッズは作ったらいけないの?】
か考えた時、同人界では下のように考えられています。
(アウトの線引き)

【印刷所・イベント】
でも、ファンアートの域を超えたグッズの印刷・販売は禁止されています。
イベントで販売停止の措置をとられる可能性も考えられます。
(イベント・印刷所の注意書き)

【アウトかも】
知れないけど売ってみる、ではなくアウトかも知れないなら別の物に変えませんか。
作る前に一度冷静になってよく考え、調べて下さい。
我々は、借り物で同人活動をさせて頂いている身です。
あなたがネットに上げた作品について、ファンアートなら嬉しかったりしますが、
無断転載されれば嫌な気分になると思います。
それが商売に関わってくるとなれば、なおさらです。
とりあえずアウトゾーンに入ると、ネット上では以下の理由で一部の方々に 叩かれますよ。

【そもそも同人は】
訴えられても仕方の無い立場です。
過去に公式が本格的に動く事態になり、活動が制限されてしまったジャンルは存在します。
あまりにも海賊版が蔓延してしまえば、
二次創作の同人活動すべてが危険に晒される可能性はあります。

【勘違いしないで欲しい】
のは私達は仲間内だけの世界で活動をしているのではありません。
社会的に見れば、ただの販売者、頒布者です。
規模こそ小さくても、同人なら海賊版にあたらない、は免罪符になりません。

【原作企業が動く事態】
になっていても、手軽にクオリティの高いグッズが作れるようになった現在
海賊版グッズが次々に作られています。
アウトだと思える物を見かけたら、一言でも注意をお願いします。
ご本人も作る楽しさに、我を忘れているだけかも知れません。
あなたの好きなサークルが、権利者から警告をうける事態になるかも知れないのです。
どうかこの件について少しでもグッズ製作者に広まるよう、ご協力をお願いします。

 

【個人的】
な話、海賊版(と判断されそうな)物を販売したからと、
第三者が名指しで吊し上げるのは見るに耐えません。
その同人グッズがアウトだと責めることが出来るのは、原作側のみです。
いらぬ仲違いを防ぎ、これからの同人活動の自由のためにも、
この危険性を共有して欲しいと願っています。
二次創作の問題点はネット・同人誌でも多岐にわたります。
この場ではグッズのみの注意点を挙げさせて頂きました。
お読み頂きありがとうございました。



sea

■グッズのセーフ・アウト

基準は原作が作った・コラボと勘違いされるか、不利益になるか否か
著作権」「意匠権」「特許権」「商標」など<知的財産権の侵害>

セーフ→

  • 自分の絵で描いた品
  • 自分で考えた、他のブランドで使われていないマーク
  • ラミネートカード等の公式からは販売されない安価な物
  • 自分、知人用に数個のみ製作
  • アレンジした楽曲のCD(アレンジCD・同人音楽

アウト→

  • 公式に発売・頒布されている品と同じ・似た品
  • 原作のコピー・模写・シルエットをそのまま使う
  • 原作で使われているマーク(キャラの所属する学校やチーム、団体)を使う
  • 原作のデザイン(ユニフォーム・服装・特別なアイテム)を使う。ユニフォーム型のストラップ、服装をグッズ化したものなども含む
  • ブランドを象徴するデザイン、ロゴ
  • 特殊な形状の有名な品と同じ形(特許・商標登録されている場合があります)
  • 武将、藩の家紋(物によっては用途を指定して商標登録されています)
  • 「つままれキーホルダー」等、特殊な名称は注意が必要。
    例えばキーホルダーで「つままれ」の名を使い、形状を真似るとアウトの可能性。(同じ物が販売される可能性が高いため)
  • ディズニーに関する全て


※セーフゾーンでも警告を受けたケースもあります。
※フィギュア・立体物はワンダーフェスティバル、トレジャーフェスタ、キャラホビ等の当日版権を取れる場所で販売をすれば問題はありません。
※市販のアンソロジー、コスプレショップの一部は許可を取って営業しています。
※海外の方が知的財産の取り締まりには厳しい傾向にあります。
海外ブランドのデザイン・ロゴには特に注意が必要です。

【公式のサイトでの見解】
capcom http://www.capcom.co.jp/support/faq/others_website_037519.html
二次創作グッズは特定のメンバーなら可
AQUAPLUS http://aquaplus.jp/copyrgt.html
同人誌を許可
ブロッコリー http://www.broccoli.co.jp/fanfiction/
グッズ、フィギュア、コスプレ等を対価を得て販売する行為の禁止
※「グッズ」「同人」等はっきり書かれていない場合は、黙認されているようです。


講談社七つの大罪 (@betsumaga マガジンSP班長 2014/04/17~21)
※「僕の発言は講談社全体の見解ではなく、鈴木央先生の七つの大罪については、ということでご理解ください」

七つの大罪は個人の二次創作、同人誌、コスプレ、全部OKです。衣装販売は除きます。メリオダス、バン、キング、ゴウセル、聖騎士長みんな、誰のことが好きでも気にしないし、誰のことが好きでもあり得ると思っています。」
「サークルさんはOK。会社さんは、どうか普通のグッズと同様に作成前にご打診ください。そんな感じでお願いしますm(__)m。」

>立体物(フィギュアとかガレージキットとか呼ばれるもの)も可でしょうか?
「可!としたいのですが、微妙なラインです。3Dプリンタにより個人でも量産できるようになってしまったので。手作り品を販売することはOKですが、量産されるとNGです。
したがって、フィギュアについては、ワンフェスなどでの個人販売の個数を限った当日版権のみ許諾としていこうと思います。よろしくお願いしますm(__)m。」

>(現在の)当日版権はリスクが高過ぎて
「ご教唆、ありがとうございますm(__)m。少し難しい問題ですが、検討してみます。アニメ化はフィギュアを作ってくれるような企業も莫大なお金を出資してくれることでようやく成立するプロジェクトです。その企業さんの幸せやお金の回収も考えたいんです。」
「そういう企業にも儲かっていただくことが、長い目で見れば漫画のアニメ化を推進し、漫画の活性化につながり、今後も良い漫画が世に出ていくことという循環になります。その意味では本当は読者さんやファンの皆様とも利害は一致していると思います。」

「紙の同人誌については、原作版権の範囲であり、先生や講談社が黙認、公認すればスルーできます。僕が少し同人誌について大らかなのは、僕らには同人誌が盛り上がっても原作本が売れなくなるわけではない(最近はむしろ盛り上がるケースも)というデータ、感触があるからです。」
「立体物についても個人の同人フィギュアが盛り上がることで、むしろ公式フィギュアも活性化するというデータなどがあれば、嬉しいし、直観的にはそういう感じもするのですが。。。もう一つの問題は企業と個人をどう線引きするか、ですね。。。」

■警告・告訴になった例

  • ディズニーは特に厳しいと言われており、同人誌も含め二次創作は基本的にタブーです。ネット上のファンアートであれば問題がないと思われています。

  • 子供向けゲームの、18禁同人誌(公式に持ち込まれる)が告訴に

  • ゲームの女性キャラで、エロアニメを作って販売し告訴に

  • アニメのゲームを作ったところ、出来が良すぎて販売停止。その後許可を得る

  • 同人CDのパッケージの絵柄が、原作に非常に似ており販売停止

  • 青年マンガのお猪口(トレース?)が、作者の反感を買ったこともあり販売停止。

  • 青年マンガのデスクトップアクセサリ(ネットでのダウンロード形式)に
    公開停止を求める警告→許可を申請→
    認められず、公式から類似アクセサリが配布。配布停止へ

  • ボーカロイドの抱き枕が販売停止。公式からも同じタイミングで発売予定だった

  • 魔法少女アニメのぬいぐるみが、許可を得て販売しようとしたが
    公式に許可は取れず販売停止。(公式からも類似ぬいぐるみが販売予定だった)

情報ありがとうございます。
警告のあったことを確認出来たもののみ挙げています。

■イベント・印刷所

グッズにおける作品のコピーや模写、ロゴの使用を著作権の侵害と明記されている一覧

イベント
コミックマーケットコミックマーケット準備会

・グッズの制作についてはよく考えて行って下さい。
・「トレードマーク」「ロゴ」の無断使用は明らかに許されない行為であり、
 刑事罰が適用されます。意匠権、商標権侵害は、親告罪ではありません。
・準備会では判断ができない場合が多いので、慎重に活動して下さい。

コミケットアピール(サークル参加者に配られる参加要項)内、著作権について】の項より引用

COMIC CITY/赤ブーブー通信社

・以下物品の頒布・展示・搬入・持ち込みを禁止します↓
・他者の権利を侵害する恐れがある物↓
・既存の著作物の複製。
・登録商標(商品名・ロゴマーク等)を無断で使用した物品。
・上記に該当する行為や禁止する物品の頒布をされた場合、
 そのサークルでの全ての頒布を停止していただき、
 搬入物をイベント終了後までお預かりする場合があります。

【コミックシティ、パンフレット内、注意事項・禁止事項】より引用

 

印刷所

 

リンク一覧

☆参考
「AIDE新聞(第39号)版権問題を考える(共信印刷)」
http://www.kyoshin.net/aide/a39/01.html
非常に分かりやすく書かれています。同人者の皆さんに読んでもらいたいオススメの記事です。

☆知識
公益社団法人著作権情報センター」
http://www.cric.or.jp/index.html
経済産業省特許庁ホームページ」
http://www.meti.go.jp/policy/ipr/index.html
「商標・特許登録されている物の検索(特許電子図書館)」
http://www2.ipdl.inpit.go.jp/BE0/index.html

☆読み物
「ネット上の"二次創作"や"クラスタ"に関する違和感」
http://matome.naver.jp/odai/2137376837825402301?page=2
同人界を客観的にふりかえる。